司法書士になられて何年ですか？

平成３１年度（令和元年）合格なので、５年になります。

27歳のときからこの業界にいて、32歳のときに資格を取得しました。司法書士業界自体は9年目です。1社目は主に不動産登記をする事務所でした。

不動産登記はAIに代わられる可能性が高いと言われていて、商業登記や信託、遺産分割はface to faceで打ち合わせが必要です。そこから将来を見据えて転職、合同事務所に入って経験を積み独立に至りました。

司法書士を目指された理由を教えてください。

小学生～高校まで、合気道や少林寺拳法を学んでいた経験があり、法的な争いが起こった後でなく、争いを未然に防ぐ業務に、何か武道に通ずるものを感じたことがきっかけです。

独立開業されたきっかけは？

もともと「いつかは独立」と考えていました。

妻が体調を崩ししたため、看護しながら仕事をする必要が生じたことが大きなきっかけでしたが、今となれば良いきっかけだったと思います。自分でも多忙すぎるが故に体調を崩したり、知見も経験も少しずつですが広がってきたなと思うことがあり、独立は考えていましたが、決断できました。

開業して8か月、地盤をしっかり固めて開業できたわけではなかったですが、前の取引先の方や相談会で出会った方がわざわざ連絡をくださったりして、ありがたいことです。

前職は税理士さんとか中小企業診断士さんがいる合同事務所に以前いたのですが、みんなも独立していっていて、独立組で仕事をまわそうとしてくれていて、合同事務所で修行するのはおすすめだよと独立を考えている人や後輩には言っています。

仕事も何とかまわり、妻の体調も回復して、独立してよかったなと改めて思っています。

以前はバーテンダーのお仕事の経験もされています。

普段話せないような話を聞ける。人の悩んでいること、なかなか話せないようなことを聞くのは一番興味深いところとだと思っていて、人生の中でも一番役立つトピックスなのではないでしょうか。司法書士の仕事でも話をきく姿勢は生かされています。

開業時または開業して苦労したことをお教えください。

周到な用意をして独立したわけではありませんでしたので、開業までのフローも分からない状態でした。いつ業務を開始できるのか、大きな不安がありました。その際は、司法くんの導入前でしたが、いただいた開業ガイドのとおりに各種登録を進めさせていただき、大変助かりました。開業する段取りが全然わからなくて、電子署名ってそもそも何？というレベルでしたが、担当営業の方が丁寧に色々教えてくださり、すごく親切にサポートしていただきました。

独立してよかったことを教えください。

使用人として業務を進める場合は、役割分担のようなものがありましたが、独立後は、時間さえあれば、ご相談いただく事案全てに対応させていただけることが資格者として一番面白みを感じます。

何故、業務システムを導入しようと思われたのですか？

独立されている諸先輩方より、ソフトの導入はタイムパフォーマンスの上で必須だと伺っていたためです。システム導入は開業前です。

数あるソフトから『司法くん』を導入した理由を教えてください。

申請書を作成する上での、自由度の高さに一番惹かれました。

ルーティーン的な同じ業務を繰り返すスタイルでない私にとっては合っているようです。

他社も検討しましたが、同期からも司法くんは安いし、自由度高くてシンプルだよと聞いていたので決めた感じです。

『司法くん』を使っていて、これは便利だと思う機能は？

依頼を頂戴した後に、ざっと申請書を作成してしまえば、関係する各種書類が登記用書類のみに限らず作成できるところですね。

『司法くん』を選んで良かったと思うことがありますか？

他のソフトは、一つ一つウインドウを着実に進んでいくイメージですが、司法くんは全体をおおまかに進めていける点がシンプルで良いと感じています。申請書を登録すれば空欄があっても、後々埋めていくスタイルで作れてしまう。一つ一つ確定しないと次進めませんよというわけではなくこちらでかじ取りができるので使っていて楽ですね。

今後の展望を教えてください。

後輩たちがどんどん資格を取っていっている。僕の事務所を大きくしようとか法人を作ろうとかは思っていません。資格取ったら自分の名前で仕事してほしいと思っているので一緒に合同事務所ができたらいいなと思っています。

これから開業される方にメッセージがあればお願いします。

なんとかなります！頑張りましょう！