INFORMATION司法書士の開業ノウハウ

2018.06.20

開業スタートアップナビ 06

知ってお得なお金のお話 ~ 補助金・助成金

前回・前々回は開業資金についてお話させていただきました。
今回も引き続き”お金”にまつわるお話ですが、前回までと異なるのは”知っていると得をする”というところです。

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【補助金・助成金とは?】
補助金・助成金は、国や自治体等が公益上必要がある場合に事業者に対して交付する金銭のことをいいます。
国や自治体が自身の政策を推進するために資金援助する=補助金・助成金を交付する、ということです。

補助金・助成金は大きく分けると2種類に分かれます。

①雇用(人件費)に対する補助・助成
②設備投資等の経費に対する助成・補助

①は厚生労働省管轄のものが多いです。例えば契約社員を正社員に転換したり、高齢者や障害者を雇い入れたりした場合の助成金があります。
②も厚生労働省管轄のものがあります。例えば介護事業所で介護職員の負担軽減に繋がるような介護機器を購入した場合の助成金です。
厚生労働省以外にも経済産業省や自治体、商工会議所等が主催するものもあります。
例えば現在『司法くん』導入時にご利用可能な「IT導入補助金」は経済産業省の管轄です。

ちなみに、厚生労働省管轄のものは「助成金」と呼ばれることが多く、それ以外は「補助金」と呼ばれることが多いようです。

【メリットとデメリット】
◎メリット
・融資とは異なり基本的に”返済が不要”
補助金・助成金のメリットはこれに尽きます。

×デメリット
・多くの場合「後払い」
申請を行ってから実際に受給できるまでに早いものでも数ヶ月、補助金・成金の種類によっては1年以上かかります。
・手続き(事務作業)の負担増
各種申請書類の作成の手間がかかります。
また、会計帳簿や請求書・領収書、労務管理に関する帳簿類等を正確にそろえなければならず、それらの仕分けやコピー作業等の手間がかかります。
助成金によっては郵送では申請を受け付けてもらえず直接申請しに行かなければならないものがあり、その場合時間だけでなく交通費の負担もあります。

【注意点】
・必ずしも全額補助というわけではない
経費助成の場合、助成率○分の1(上限○○万円)等と設定されており、全額補助されることは少ないです。
例えばIT導入補助金の場合、補助率は対象経費の2分の1で上限は50万円です。
雇用助成の場合も人件費がすべて補助されるわけではなく、雇用開始から半年ごとに○万円(最大○年間)のように設定されていることが多いです。
・不支給決定もありうる
当然ですが、要件を満たさなかった場合には不支給決定もありえます。
せっかく時間をかけてあれこれと書類を準備したにもかかわらず、結局徒労に終わってしまったということもあるということです。
・会計検査の対象になりうる
5年間の書類保存義務もあります。
検査の結果不正が見つかった場合は全額返金しなければならないだけでなく、事業所名が公表されたり、向こう数年間申請ができなくなったりといったペナルティが課せられます。悪質な場合は詐欺罪等の刑罰の対象にもなりえます。

【具体例】
「特定求職者雇用開発助成金」
高年齢者や母子家庭の母、障害者等を雇用した時に受給できる厚生労働省(各都道府県労働局)管轄の助成金です。
例えば61歳の高年齢者をフルタイム勤務の条件で雇用した場合、最大で60万円の助成金が支給されます。
労働局から送られてくる申請書に必要事項を記載の上、出勤簿(タイムカード)のコピーや賃金台帳(給与明細)等必要な書類を添付して、半年ごとに申請することになります。
ただし、この助成金は「ハローワーク」の紹介により雇入れを行った場合に限ります。
求人誌で求人をかけて応募してきた人を雇ったというような場合には対象外になってしまいます。

このように、補助金・助成金には補助金・助成金ごとに様々な支給要件があり、その要件を事前に知っているか知らないかで補助金・助成金を受給できるかどうかが変わってしまいます。
上記では比較的簡単な支給要件の例についてお話し致しましたが、補助金・助成金については複雑な支給要件もありますので、事前の準備が重要になります。

【まとめ】
補助金・助成金はたくさんあり、受給できたのにその存在を知らないばかりにこれまで損をしていたということもあるかもしれません。
積極的に検討してみてはいかがでしょうか?
もっとも、返済が不要というのは最大の魅力ですが、補助金・助成金のために過剰な設備投資を行ったり、過剰な雇用を行ったりしてしまっては本末転倒です。
また、支給されないこともありえますので、補助金・助成金を目当てに事業計画を立てるのも危険といえます。
あくまでも要件に合致するものがあれば申請してみて、受給できたらラッキーぐらいに捉えておくのが良いかと思います。

弊社では開業前はもちろん開業後のサポートもさせていただいております。
業務支援システム『司法くん』を導入いただくことによる業務の効率化への支援はもちろん、その他事務所運営に必要なコンサルティングも行っております。
補助金・助成金につきましても可能な範囲でコンサルティングさせていただければと存じますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。


《補助金 最新情報》
『司法くん』は「IT導入補助金」の対象ソフトとなっています。
「IT導入補助金」は一次公募はすでに締め切っていますが、6月20日から二次公募が開始されます。
ちなみに『司法くん』は一次公募の交付決定率100%です!!
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