司法書士業界では「紹介で仕事が回る」と言われます。
しかし、その紹介が自然に増える人と、なかなか増えない人の違いはどこにあるのでしょうか。
本記事では、顧客や他士業、不動産業者との関係づくりを通して紹介が生まれる司法書士の特徴と実践法を解説します。
1. 紹介が生まれる司法書士の共通点とは
紹介を生む司法書士には、いくつかの共通点があります。
それは「誠実さ」「スピード」「感謝」の3つに集約されます。
誠実さ
専門家としての姿勢が一貫しており、曖昧な返答をしない。質問されたことには相手の立場に立って答える、これまでのやり取りや経緯を把握し、相手に安心感を与えることにつながっていきます。
スピード
問い合わせへの対応や報告が早く、相手に安心感を与える。問題や事案の渦中にいる方は考えたり悩んだりしています。スピードを持って対応することが大切です。
感謝
紹介を受けた際や案件終了後のフォローが丁寧で、相手を大切にしていることが伝わる。「この人に頼んでよかった」と思っていただけたら最高です。
紹介を「お願いする」よりも、「自然と紹介したくなる存在」を目指すことが大切です。
2. 他士業・不動産業者との信頼関係を築くコツ
司法書士の紹介元として多いのが、税理士・行政書士・弁護士・不動産業者です。
これらのパートナーと良好な関係を築くには、「一緒に価値を生み出す」姿勢が不可欠です。
具体的な取り組み例をご紹介します。
合同セミナーの開催
相続・企業法務などのテーマで共催セミナーを行えば、互いの顧客層を広げることができます。
相互紹介の仕組みづくり
紹介カードや定期的な情報交換ミーティングを設定することで、自然な連携が生まれます。
感謝と報告を欠かさない
紹介を受けた案件は、進捗報告やお礼を早めに伝えることで、次の紹介につながります。
紹介元との信頼関係は「一回一回の丁寧な対応」の積み重ねです。長いお付き合いをしていくために目の前にある案件を丁寧に完了していきましょう。
3. 顧客との関係を長く保つためのフォロー術
一度の登記で終わらせず、「生涯の相談相手」として信頼を得ることができれば、紹介もリピートも増えていきます。継続的な信頼づくりの方法についてご案内します。
案件完了後のフォロー連絡
「無事登記が完了しました」「今後の相続対策も気軽にご相談ください」といった一言が印象に残ります。安心を与える言葉、語句をあえて使いましょう。
季節の挨拶・ニュースレター
メールやLINEは埋もれやすく、開封されないことも多々あります。手に取ってもらいやすい、年賀状や簡単な近況報告を送ることで、名前を思い出してもらうきっかけになります。
お客様の声を活用する
許可を得て、事例紹介やレビューとして掲載すれば、新たな信頼獲得にもつながります。
紹介の多い司法書士は、「案件が終わった後の関係」を大切にしています。
まとめ:紹介を増やす最大の近道は“信頼の可視化”
紹介は営業テクニックではなく、信頼の積み重ねが生む結果です。
誠実な対応、迅速な報連相、そして紹介元への感謝。
この3つを日常業務で徹底することが、長期的な紹介の流れを作ります。
デジタル時代でも、最後に人が選ぶのは「信頼できる司法書士」。
日々のやり取りの中で、その信頼をどう“見える形”にしていくかが、次の紹介を生むカギになります。
