集客の方法はさまざまです。司法書士が知っておきたい集客方法を、オンライン集客とオフライン集客に分けて解説します。
オンライン集客
インターネットの普及が進み、誰もがWeb上で繋がるのが当たり前の時代です。これから開業する司法書士にとってWebを使った集客は必須です。Webを使った集客であるオンライン集客についてご紹介します。
ホームページ
ホームページの開設は開業する司法書士が必ずやるべきオンライン集客です。ホームページがないと自
分の存在を知ってもらえなかったり、信頼してもらえなかったりする可能性があります。
「事務所紹介・経営者自己紹介」「業務内容」「料金」「問い合わせフォーム」の情報を掲載するだけでも顧客は安心します。スマートフォンで見やすいホームページにすることも必須です。
ホームページを使った集客は実は奥が深いものです。ホームページをグーグルやヤフーの検索で上位に
上がるようSEO対策を施したり、リスティング広告に出稿したりして目に留まりやすくすることが重要です。
SNS
LINE・Facebook・X(旧:Twitter)・InstagramなどのSNSを使って知名度を高めることも重要です。SNSはホームページのようにたくさんの情報を載せられませんが、簡単により多くの人々にリーチできるというメリットがあります。ブログには日常の報告をする他に、法律知識など、読者に役立つコンテンツを掲載して活用方法もあります。
ホームページ・SNS・ブログなどのオウンドメディアを連携させる手法はプル型の集客の基本です。
Web会議ツール
ZoomなどのWeb会議ツールを集客に使うことができます。自宅や好きな場所から参加できるオンラインセミナーを開催して、オフラインのセミナーを代替したり補ったりすることができます。
注意が必要なのはZoomは無料版がありますが、会議時間が40分までと制限があったりクラウド保存ができなかったりと様々なデメリットがあります。もしビジネスで活用したいなら有料版を検討しましょう。
オフライン集客
司法書士にとって、オフライン集客もその有効性を失ってはいません。司法書士が使えるオフライン集客について解説します。
チラシ・DM・飛び込み営業は今でも有効
開業する司法書士の中には、オンライン全盛の中でチラシやDMはもはや有効ではないと考える方もいるかもしれません。しかし実際には司法書士が地域密着の仕事であること、顧客の中に高齢者が多いことから、伝統的なオフラインの集客は依然として有効です。これから開業する司法書士はオンラインとオフラインをバランスよく組み合わせるのがベストな集客方法です。
チラシ・DM・飛び込み営業の使い分け
チラシは不特定多数の人々に情報を届ける手段です。新聞の折込みチラシであれ、ポスティングであれ、一定地域の人々に無差別に情報を届けることになります。DMは名前を知っている人に対して情報を届ける手段で、飛び込み営業は会社や店舗をアポなしで訪れて行う営業です。
開業したてのタイミングでは、ポスティングなどで地域の人々に開業したことを伝え、店や会社を直接訪問して挨拶を兼ねて営業するのが良いでしょう。
その他の広告手段
チラシ・DM・飛び込み営業は誰もが思いつくオフライン集客です。司法書士が行えるオフライン集客は他にもあります。ロゴマークを作ったり、看板を工夫したり、エントランスの入り口や室内を入りやすいインテリアにしてみるなど、わかりやすく親しみやすい色やサインを演出することもアピールの方法です。
まとめ
お客様がゼロからの状態から開業する司法書士も少なくありません。ご紹介した集客方法は開業前から準備できるものばかりです。オフライン施策の広告ツールにオンライン施策への誘導、SNSの紹介、ホームページの紹介、ご自身のメディアにリンクするQRコードの掲載など集客の動線づくりは抜かりなくやっておきましょう。
開業したては時間もあるので、集客環境を整えるのに最適な時期でもあります。