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失敗

司法書士とアンガーマネジメント

日々の業務に忙殺され、繁忙期だと普段の自分では怒らないようなことに腹が立ったり、プライベートの問題が仕事に影響してしまうなど、同僚や上司だけでなく、お客様との関係に悪い影響が起きないようメンタルヘルスの管理が仕事をする上で大切です。その一つの手法として今回はアンガーマネジメントについてお伝えします。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、アメリカの刑務所から端を発した更生プログラムです。怒りをコントロールすることで良好な人間関係はもちろん、平和で自信にあふれた日常を送るために、怒りを適切に理解し、コントロールするための心理的スキルや技術のことです。このスキルは、特にストレスが多い職業の中において重要性を増しています。最近ではカスタマーハラスメント研修でも登場します。

司法書士の場合、お客様との関わりが深いため、感情的な反応が業務の品質や対人関係に影響を及ぼすことがあります。アンガーマネジメントを学ぶことで、自身の感情を認識し、効果的に管理する力が高まるでしょう。また、感情的なエスカレーションを制御できれば、より冷静に業務に取り組むことができ、結果として職場の環境づくりや生産性アップだけでなく、お客様へのサービス向上にもつながります。何より自身の心の健康に役立ちます。このように、アンガーマネジメントは単に怒りを抑えるためだけでなく、日常業務、さらには日常生活をよりスムーズに進めるための助けともなります。

怒りの感情管理法

実践的な感情管理法としては、自身の怒りの感情を理解し、その感情をコントロールすることを目的としています。まず自分が何に対して怒りを抱いているのかを受け入れ、それに対して考えを整理することが重要です。怒らないようにするのではなく、怒ることを選ぶかそれ以外のことを選べることを理解し、行動していくことです。

適度な運動や趣味の時間を持つこともストレス軽減につながります。さらに、物事を視覚化することで、冷静に現状を見つめ直すことができるでしょう。もし怒りが続くようならジャーナリングやマインドマップも有効です。怒り以外の感情についても定期的に自己反省を行い、感情の変化を記録することで、自身の感情をより良く理解できるようになります。これらを日常に取り入れることで、司法書士としてのキャリアをより良いものにできるはずです。

感情のトリガーを見つける

感情のトリガーを把握することは、アンガーマネジメントにおいて非常に重要です。日常の中で、自身の感情が高ぶる状況を記録し、その原因を探ることから始めましょう。たとえば、「無理な要求があった」「業務の締切が迫っている」といった具体的な状況の中で、どのような感情が引き起こされるのかを明確にすることが大切です。これは、自身の行動を客観視する手助けとなり、今後同様の状況に直面した際に事前に対策を講じることが可能になります。また、トリガーを認識することで、感情が高ぶる前に休憩を取るなど、適切な対処法を選択できるようになります。このようにして、ストレスの根本的な原因を理解し、より効果的に感情をコントロールできるようになるのです。

冷静さを保つためのテクニック

怒りが沸いたらまず6秒その感情を感じてみます。怒りは6秒立つとアドレナリンが下がりはじめ、その沸点が下がり、6秒たつ頃にはだんだんと冷静さが戻り適切な判断ができると言われています。他には感情が高ぶった時に一時的にその場から離れることを検討してみてください。短時間でも環境を変えることで、気持ちを落ち着かせることができる場合があります。また、ポジティブな言葉やフレーズを自分に言い聞かせることで、気持ちを楽にする方法もあります。さらに、日常的に運動を取り入れることがストレス解消に役立つ事例も多くあります。運動を通じて身体がリリースするエンドルフィンが、気持ちを和らげる効果をもたらすからです。これらのテクニックを組み合わせることで、冷静さを維持し、感情を適切にコントロールする力が高まります。

まとめ

いつもなら平気なことに腹が立つ、嫌なことがあって仕事に影響してしまったなど、怒りの出現はコントロールできないところで不意にやってくることがあります。怒りの奥にも原因があり、自身でそれを客観的に見る、怒りの沸点が下がるのを待つ、気分転換をするなど対処法としてのテクニックを知っていると、人間関係や日々の仕事に悪い影響が及ばないよう、未然にトラブルを防ぐことができるかもしれません。まずできることはストレスをためないこと。体調管理や栄養管理も司法書士の大切な仕事です。

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