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司法書士はいつ開業すべき?適切なタイミングとスタイルとは

司法書士が独立・開業するタイミングやスタイルは人それぞれですが、一般的に押さえておきたいポイントや、よく見られる開業パターンには一定の傾向があります。
ご自身の目標や準備状況にあわせて、最適な開業時期とスタイルを見つけていきましょう。

実務経験をもとにした開業タイミング

司法書士の多くは、2年から5年程度の実務経験を積んだ後に独立しています。
とくに不動産登記・相続・商業登記などの主要な業務に対応できる実務力があることが、スムーズな開業につながります。

登記申請の実務フロー、裁判所対応、顧客との面談や報酬の説明など、一連の業務を一人でこなせるようになっていると理想的です。

社会的ニーズに合わせた開業戦略

たとえば「相続登記の義務化(2024年施行)」のように、法律や制度の改正による需要の高まりを見越して開業する人も増えています。

人口動態や地域の特性によって、都市部と地方では開業戦略が大きく異なります。
不動産市況や競合士業の分布、地域ニーズなども調べ、開業予定エリアの環境を読み取ることが重要です。

人脈・顧客基盤の構築

開業時に顧客がゼロの状態からスタートすることもありますが、不動産業者や金融機関、他の士業とのつながりを意識した準備が鍵になります。

前職でのつながりや、地元ネットワークを活かせるなら大きな武器になります。
開業前から地域イベントや業界の集まりに積極的に顔を出し、自分の存在を知ってもらう工夫をしておきましょう。

資金面の準備も大切

開業には、事務所の保証金、パソコンや業務ソフトなどの初期投資に加えて、半年~1年分の生活費の確保が必要とされます。開業直後は収入が不安定になるケースも多いため、自己資金にある程度の余裕を持たせた計画が現実的です。

勤務時代から少しずつ準備を進め、運転資金を貯めておくと安心です。

ライフスタイルや価値観に合った開業スタイル

試験合格後すぐに開業する方もいます。若手の方に多く、SNSなどのデジタル活用や柔軟な対応力を武器に、経験不足を補って活躍しています。

また、時間の融通をきかせやすく、マイペースに仕事ができることから、子育てや介護などのライフスタイルに合わせて、在宅開業やオンライン相談を中心にしたスタイルを取る方もいます。

他士業と連携し、弁護士や税理士と共同開業してスタートダッシュを図る方法もあります。

まとめ

司法書士の開業は「実務経験」「人脈」「資金」「市場環境」の4つのバランスを見ながら検討していくことが大切です。ひとりで開業する場合は、「自分が一人で業務をこなせるか」「見込み顧客があるか」を基準にするのが現実的です。

以下にの開業に向けたチェックリストを参考に開業準備を進めていきましょう。

▢ 独立後の業務領域を明確に(相続/商業登記/債務整理など)

▢ 収支シミュレーションと資金確保

▢ 事務所選定(自宅 or 賃貸オフィス)

▢ 業務システムの選定(登記ソフト、顧客管理など)

▢ ホームページ・名刺・チラシなどの販促ツールの準備

▢ SNSやDM、知人紹介による開業告知)

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