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【選ばれる司法書士は最初の30分が違う】初回相談を“受任”につなげる事務所づくりの考え方

司法書士業務において、新規相談は非常に重要な接点です。

しかし、多くの司法書士が初回相談で意識しているのは、法律的な説明や解決方法の提案ではないでしょうか。もちろん専門知識は必要です。しかし、お客様が最終的に依頼先を決める理由は、必ずしも「知識量」だけではありません。

「相談しやすかった」
「安心できた」
「今後の流れが分かりやすかった」

こうした“相談体験”が、その後の受任を左右しているケースは少なくありません。

今回は、初回相談を「営業の場」ではなく「安心を提供する体験の場」という視点から、司法書士が意識したいポイントをご紹介します。

お客様は相談前から比較を始めている

初回相談は、相談室に入った瞬間から始まるわけではありません。

今のお客様は、多くの場合、

・ホームページを見る

・口コミを確認する

・他事務所と比較する

・問い合わせ時の対応を見る

こうした行動を経て相談に来ています。

つまり、相談時にはすでに「ここに頼むかもしれない」「別の事務所も気になる」という状態です。

そのため初回相談だけを改善するのではなく、相談前から相談後までを一つの流れとして考えることが重要になります。

意外と見られている「小さな不安」

司法書士側が気付かない部分で、お客様は不安を感じています。

例えば、

「電話が少しぶっきらぼうだった」

「来所時に誰に声を掛ければよいか分からない」

「待ち時間が長かった」

「説明が専門用語ばかりだった」

「次に何をすればよいか分からない」

司法書士からすると些細なことでも、初めて相談するお客様には大きな不安になります。

逆に言えば、こうした小さな不安を取り除くだけで、事務所の印象は大きく変わります。

初回相談は「説明」より「見通し」を渡す時間

お客様が不安なのは、法律そのものより「この先どうなるのか」が見えないことです。

たとえば相続相談なら、「相続登記が必要です」だけではなく、「今後はこの流れで進みます」と全体像を示す方が安心感があります。

相談時に伝えたい内容は、「何が問題か」「何を準備するか」「完了までの流れ」「期間の目安」「費用感」といった内容です。

全体地図が見えるだけで、お客様の心理的負担は大きく減ります。

専門家として答えを示すだけでなく、道案内役になることが大切です。

「検討します」で終わった相談こそ大切

司法書士として少し気になる言葉があります。

「家族と相談してみます」
「少し考えてみます」

受任につながらなかったように感じる言葉ですが、実際はそうとは限りません。

多くのお客様は即決しません。そこで大切なのが相談後のフォローです。例えば、「本日はありがとうございました。ご不明点がありましたらお気軽にご相談ください」という簡単な連絡だけでも印象は残ります。

その後、比較検討した結果戻ってきてくださるケースもあります。

反対に相談後に何も接点がなければ、お客様の記憶から事務所は薄れていきます。

フォロー漏れは仕組みで防ぐ時代へ

忙しい司法書士事務所ほど、「相談メモが担当者しか分からない」「見積送付を忘れていた」「誰がフォローするか決まっていない」ということが起こります。

受任率の差は、個人の営業力ではなく管理体制で生まれることも少なくありません。

案件情報や相談履歴、対応状況を一元管理できる環境があると、初回相談後の対応品質を安定させやすくなります。

司法書士業務支援システム「司法くん」のように、案件管理や情報共有を効率化できる仕組みを活用すると、事務所全体で同じ品質の対応を実現しやすくなります。

属人的な対応から脱却することは、受任率だけでなく事務所の成長にもつながります。

まとめ

初回相談は「説明の場」ではなく、「この人なら安心して任せられる」と感じてもらう場です。

そして、その印象は相談中だけではなく、「相談前→相談当日→相談後のフォロー」まで含めた一連の体験で決まります。

知識や経験だけでは差がつきにくい時代だからこそ、お客様が安心できる相談体験を整えることが、選ばれる司法書士事務所への第一歩になるのかもしれません。

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