デジタル健忘症やスマホ依存の言葉を聞いて、思い当たる司法書士の先生も多いのではないでしょうか。実際にスマホを使っているときの脳状態を見ると血流の流れが悪くなることが証明されています。
長時間の利用で血流が悪い状態が続くと、脳の疲労物質が排出されず、脳疲労と呼ばれる状態に陥ります。また大量の情報を見ることで脳の処理が追い付かず、過重労働が続いていることも脳疲労につながります。
脳にも疲労物質がたまる
眠りが浅いと疲れが取れない感覚は誰にでもあるのではないでしょうか。
脳も熟睡しないと排出されない疲労物質があります。
筋肉疲労はみなさんご存知ですよね。乳酸菌など疲労物質がたまるとなかなか疲れが取れないことはよく知られていますが、脳にも疲労物質がたまります。
その疲労物質を排出するための方法は“睡眠”つまり熟睡することがとても大切です。
スマホに記憶を頼るクセ
ついつい調べものや思い出せないことがあるとスマホを手に取って検索してしまうことはありませんか?さらに悪いことに目的があってスマホを手に取ったはずなのに、いざ調べようとすると何を調べるか忘れてしまうとか。。。
スマホをついつい触ってしまうのは依存症の現れ、そしていざスマホを触って忘れてしまうのは脳疲労の兆候です。
思い出すことをさぼってしまうと脳の処理能力もどんどん低下してしまいます。
余白を楽しむ習慣を
スマホで調べすぎないことも大切です。レストランやショッピングも調べないで行くことで思わぬ出会いがあるかもしれませんし、脳情報からたどる行動ではなくなるため、本来備わっている感覚や経験値で行動できることが空間認知能力につながります。
また情報をだらだらと見るのは脳が常にインプットされている状態で、食事をだらだらと食べ続けている行為と同じです。閲覧時間を決めたり、手元に常に置いておかないようにするなど、自分なりのコントロールが必要です。
脳疲労を防ぐことが熟睡につながる
脳疲労が進むと熟睡できません。
熟睡するためには脳が疲労しない状態をつくることです。
上記のスマホを頼りすぎるクセやデジタルデトックスの時間を取ることで、脳は休まり、入眠しやすく、かつ熟睡しやすい状態になります。
もしよく寝れない、寝る前までスマホを見てしまう、最近モノ忘れがひどくなった、スマホを見ないと落ち着かないなどの症状があったら、脳を休ませることを意識してみましょう。
脳を休ませることがパフォーマンスの向上、モチベーションアップにつながります。
スマホを見る時間を減らすことの他に身体を動かすことも脳のリカバリーにつながります。