一年でもっとも体力を消耗する暑い夏がやってきました。今回はダメージを受けない、酷暑を乗り切る、夏の過ごし方をご案内します。
暑さの身体への影響
気温が40度を超えるギリシャで観光客の行方不明者が増えているニュースが最近ありました。暑さで頭が朦朧とし、思考回路が働かなくなり、逆に危険な行動を取ってしまうという脳と暑さの関係が原因と言われています。
日本でも各地で最高気温を上回り、記録的な暑さが続く気象状況も増えてきました。夏バテは暑さによる身体の症状ですが、最近では夏うつという言葉も聞かれるように。酷暑の影響がメンタルにも及ぶのです。また脳も暑さでオーバーヒートすると言われ、自律神経にも影響します。暑さだけでなく室内と屋内の気温差も影響、健康被害を加速するため、対策がとても重要です
夏は早起き、遅寝が合っている
日の出が早い夏は、就寝が遅くても早起きすることが心身に良いとされています。
日中は夏でも適度な運動や身体を動かすことで汗をかくことが大切です。日本の夏は高温多湿で、熱を身体の外に出しづらいと言われています。汗をかくことで汗腺が刺激され、体温調整しやすい身体になりますので、クーラーだけで環境で1日にいることはさけましょう。慢性的な疲労感に悩まされることになります。
本来なら夕方くらいから気温が下がるはずですが、熱帯夜が続く地域も多いでしょう。
1日の終わりを暑かっただけのストレスで寝る毎日を過ごすよりは、仲間や家族でビアガーデンやバーベキューなど涼を感じる空間、イベントなどで夏を楽しむ気持ちで過ごす時間を大切にしましょう。夜に楽しく食べて、エネルギをまわすことで快眠にもつながります。
旬を食べる
スイカやキュウリなどがなぜ夏においしいのでしょうか?水分たっぷりでカリカリ、シャクシャクとした食感は涼を感じさせてくれますが、ビタミンCやカリウムを豊富に含んだ水分が夏バテや水分不足を防いでくれると言われています。灼熱の温度の近くで仕事をするガラス職人は毎日きゅうりを食べると言われているほど。
水分たっぷりの果物や野菜を摂取すると、身体に浸透しやすく熱中症予防にもなります。
オクラやモロヘイヤなどのネバネバ成分は滋養強壮、ナスは皮にアントシアニンという抗酸化予防の栄養も含まれているので焼きナスなど皮をむき過ぎず食するのもおすすめです。みょうがやしそなどミネラルたっぷりの薬味も積極的に取りましょう。消化を促し、食欲増進効果もあります。
まとめ
適度に身体を動かす、旬の野菜を積極的に取る、朝は早起きして夜時間を楽しむ。夏場はこの3つを意識すると夏バテしらずの身体に。水分補給は喉が渇きを感じる前に水分補給することが大切と言われます。日本人は五感に涼を取りこむことで暑さをしのいできた感性があります。風鈴やうちわなど和の小物を積極的に利用して、日々の暑さを和らげる工夫をしてみましょう。午睡を取れると一日が楽になりますよね。