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司法書士とSNSの運用マナー

2024.08.26

仕事でSNSを利用する司法書士も多いでしょう。仕事での連絡ツール、仕事上のつながり、近況報告、時々は親近感を持ってもらうためプライベートの投稿をすることがあるかもしれません。もちろんプライベート用のアカウントをお持ちの方も多いでしょう。

SNSが多様化し、簡単に投稿、コミュニケーションが取れるため気軽に利用しているつもりでも、マナーがなければ取り返しのつかないことになることがあります。

プライベート、仕事、コミュニティ関わらず、安心して円滑な人間関係をこれからも築いていくために利用する際のマナーを改めて確認しておきましょう。

プライバシーに配慮する

ホームページやSNSの投稿には個人を特定できる情報の掲載は控えましょう。SNSに投稿した写真に写りこんでいる情報、公開内容から個人や情報を特定することができる場合もあります。SNSによっては公開範囲が制限することができますが、その場合でも個人情報やプライバシーに配慮して、投稿が閲覧できる範囲を配慮して投稿します。コメントに投稿する内容にも注意が必要です。

投稿する写真や情報、タグ付けは事前確認を

他人と映った写真、他人の写真を無断でアップするのは止めましょう。事前の確認をして了承を得てから投稿するのがマナーです。タグ付けも同様で、うっかりやってしまうとプライベートを侵害したり、個人情報や仕事に関する情報を拡散したりしてしまう場合があります。

誹謗中傷、誹謗中傷と取られるような投稿はしない

相手を批判する内容は当然NGですが、投稿した本人にその気がなくても誹謗中傷と捉えられてしまうケースもあります。一度書いたものは後で編集できたとしても、投稿するタイミングで内容を変えることはできないということを肝に命じて、配慮を持って投稿しましょう。

裏アカウントの運用に注意

アカウントを使い分けている方がいますが、本人にはばれないつもりで投稿、コメントしたとしても後々露見します。自分とわからないつもりでコメントをして炎上、関係性を切られたケースや裁判になったケースも。素性を明かしても言えないことは、裏アカだからと言っても好き勝手にコメントすることはNGです。SNSもネット上ではいえリアルな人間関係です。

仕事上の知り合いへの友達申請やフォローは相手の許可を得てから

クライアントや同業者、取引先など、仕事上で知り合った人への友達申請やフォローは、基本的には相手の承諾を得てからにしましょう。相手は仕事とプライベートをきっちりと分けたいと考えているかもしれません。確認もせずに友達申請やフォローをしてしまったために、相手から失礼だと受け取られてしまう場合もあります。

プライベートアカウントでも責任ある投稿を

プライベートだからと自由に投稿しても、SNSが普及した現代では、個人の人間関係はおろか仕事関係も巻き込んだ事態に発展することがあります。自分と組織を守るため、プライベートのSNSの運用も気を付けましょう。特に気を付けたいのが飲酒しているとき。お酒が入ると、つい気持ちが緩んでしまうので、飲酒の際に投稿するのは避けることが賢明かもしれません。

メッセージを送るタイミング、受け取るタイミングに配慮する

既読がつくと返信しなければいけないという強迫観念にとらわれる人は少なくありません。返信待ちの配慮も時には必要。またメッセージだからと時間を気にせず送る場合でも、相手の都合があるのでやはり夜中や早朝はさけましょう。

ネチケットを守る

最後に警視庁が発表しているネチケットの7か条をご紹介します。ネットワークとエチケットという言葉を組み合わせてつくられた造語で、インターネットを利用する上でお互いに守るべきルールやマナーのことです。

インターネット利用 7か条

  • インターネット社会でも、実生活と同じルールとマナーを守る。
  • 他人のプライバシーを尊重する。
  • 住所・氏名などの個人情報を入力する時は、十分注意する。
  • ID・パスワードの管理を徹底する。
  • 他人のミスを大げさに指摘しない。
  • メールを送る前に、内容をよく確認する。
  • 面と向かって言えないことは書かない。

警視庁ホームページよ

まとめ

ネット空間だからという理由なく現実社会と同様に、お互いの立場を尊重し、節度ある行動をとることが大切です。思わぬところで加害者、被害者になる可能性を多分に秘めていることを認識しておきましょう。

SNSやネットを利用することによって発生しうるリスク、社会的責任、法的責任を自分自身が負わなければならないことも現実の社会と同じです。

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