司法書士の仕事は、登記業務や法律相談などの専門的な知識が求められるだけでなく、長時間のデスクワークや精神的なプレッシャーも大きい職業です。秋は体調を崩しやすい季節。これから年末に向かっていくこの時期から、無事に今年を終えることができるよう体調管理に気を付けていきましょう。ここでは、司法書士の先生方が秋に注意すべき健康管理のポイントをまとめます。
1. 秋は身体を動かす時間を積極的につくる
昼夜の寒暖差が大きい秋は、自律神経が乱れやすく、頭痛やだるさ、集中力低下につながります。
司法書士の仕事はデスクワーク中心で体が固まりやすいため、1時間ごとに軽いストレッチや立ち歩きを取り入れることが効果的です。
夏の疲れも出やすい時期でもあります。疲れが出ているときにこそ動くことが大切です。動くことで自律神経が整い、回復を助けます。朝晩過ごしやすい気温になる季節は早朝や夕方、夜の散歩も気持ちいいものです。
夏はシャワーばかりだったという方も湯舟に浸かり、夏の疲れをほぐしていきましょう。
2. 眼精疲労と乾燥対策
登記申請書類や契約書のチェックで長時間PCに向かう司法書士は、目の疲れと乾燥に要注意。秋は乾燥する季節でもあるので、「デスクに加湿器を置く」「定期的にまばたきを意識する」「休憩中に目を温める」などこうした小さな習慣の積み重ねがコンディションを整え、集中力維持につながります。
秋は乾燥から肌のかさつきや喉の炎症、咳などの症状が出る方もいるでしょう。夏場は積極的に取っていた水分摂取も減ってしまいます。あたたかいお茶や旬の果物を取って、身体の中から乾燥対策をしていきましょう。
3. 「食欲の秋」を健康に活かす
秋は旬の食材が豊富で、健康管理に最適な季節です。おすすめの食材は以下のとおりです。
サンマ・鯖・鮭:DHAやEPAで脳の働きをサポート
サツマイモ・山芋:食物繊維で腸内環境改善
キノコ類:免疫力アップに効果的
果物:梨、いちじく、ぶどう、柿などビタミンが豊富
偏った食事になりがちな忙しい時期だからこそ、旬の食材で栄養を補いましょう。
4. メンタルケアの重要性
秋は「秋うつ」と呼ばれるほど気分が落ち込みやすい季節です。日照時間や気温が低下することから起こる現象とされていますが、司法書士は業務上、クライアント対応や期限管理など精神的な負担も大きいため、朝の散歩で日光を浴びる、趣味の時間を持つといったセルフケアを意識しましょう。
読書や勉強などで自分の思考を深める時間を持ち、仲間と山登りやキャンプをすることで交流をしていきましょう。気候のいい季節だからこそリフレッシュできます。
5. 感染症予防も忘れずに
秋から冬にかけては、インフルエンザや風邪などの感染症が流行します。
相談者や関係者との接触も多い司法書士にとって、手洗い・うがい・ワクチン接種は大切な業務リスク対策となります。
もし症状が出てしまったときは早めに休息を取り、症状が悪化しないよう対応し、他人へ感染しないように行動することに努めましょう。日頃から業務管理などもしものときに備えたリスク対策も重要です。
まとめ
司法書士にとって秋は、体調やメンタルの乱れが仕事に直結しやすい季節です。
・自律神経を整える
・目と体をリフレッシュする
・栄養バランスを意識する
・メンタルケアを大切にする
・感染症対策をしっかりする
これらを意識して、健康的に業務を乗り切りましょう。
