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司法書士が開業後に売上ダウンにつながりやすい要因

開業すると売上をあげるために努力しつつも、無意識のうちに売上ダウンにつながる行動をしてしまう可能性もあります。開業後は、以下の2点に気をつけながら業務を行いましょう。

1. 報酬設定額が低い

自身の専門分野が定まっていない開業直後は、他事務所との差別化は困難でしょう。そのような状況で
陥りやすいのは、報酬額の安さをアピールして顧客獲得を目指すことです。
しかし、開業当初に決めた報酬額をあとから増額することは難しく、当初の設定価格のまま経営し続けなければなりません。結果、収益の低下にもつながります。
業務内容に見合った適正価格を設定するとともに、ブランディングに向けた実績の蓄積・独自の工夫が必要です。

2. 業務内容の幅が狭い

司法書士への依頼は、企業や同業者から入ってくることが大半です。そのためクライアントとの関係を築くだけでなく、税理士・司法書士・不動産業者・金融機関など、さまざまな方面へのつながりを作ることが重要です。人脈拡大は開業前後を問わず、売上アップに向けた重要なポイントといえるで専門分野に特化した事務所であるほど、差別化しやすいと説明しました。しかし、それはあくまでも自身のノウハウが発揮できる分野を見つけた後の話です。
開業当初から受ける仕事内容を厳選してしまうと、クライアントからの信用を獲得できず、売上ダウンにつながります。
まずは経験・未経験問わず幅広い業務に取り組み、スキルアップを目指しましょう。

スキルを磨くには?

まずは、司法書士業務に役立つスキルを磨くことが大切です。以下の3点に重点を置き、スキルアップを目指しましょう。

計画力

開業前後問わず、経営方針や戦略などを立てる「計画力」がカギとなります。特に開業後は、目標・課題設定や達成までのスケジュール管理などを細かく具体化することで、収益拡大につながりやすくなります。
また日々の財政管理をしっかり行うためにも、計画力は必須といえるでしょう。

コミュニケーション能力

司法書士としての信頼を構築するには、コミュニケーション能力が欠かせません。ここでいうコミュニケーション能力とは「課題分析能力・説明能力」です。クライアントの抱える課題を会話のなかで本質的に見極め、解決方法をわかりやすく提示する必要があります

実務遂行力

司法書士が携わる業務は多岐にわたり、依頼内容に合った柔軟な対応が求められます。そのため業務を的確にこなす遂行能力や、クライアントの課題を素早く判断する能力が重要です。

まとめ

司法書士業務は紹介がとても多い仕事です。口コミさらにはネット上の口コミや投稿を参考に検討するお客様も増えています。

お客様からいい感想をもらうには仕事を正確に期限を守っておさめるだけでなく、印象や満足度も大きく影響します。お客様自身にいいイメージを持っていただけるよう、ご紹介したスキルアップを常に意識し、実行していきましょう。

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