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司法書士として独立する魅力をご紹介!準備から失敗したときの対策まで総合的に解説!

司法書士は独立しやすい資格であり、多くの司法書士が、試験に合格した後数年で独立・開業しています。開業司法書士の魅力、開業司法書士を取り巻く現状をはじめとして、独立して成功するための準備と開業作業、失敗したときの再就職先まで、総合的にご紹介します。

1 開業司法書士とはどのような職業か?

開業司法書士には収入や業務内容の面で大きな魅力があります。しかし、開業司法書士を取り巻く環境には厳しいものがあります。

1 開業司法書士の魅力

開業司法書士には、お客様から直接仕事を依頼され、仕事が終わったときに感謝される喜びがあります。開業すれば定年もありません。時間の調整にも自由が利くので、自分にあった生活を実現しやすくなります。

2 開業司法書士の業務内容と年収

開業司法書士の業務内容はさまざまです。主な業務には、不動産登記、商業登記、成年後見、相続・遺言、債務整理、裁判に関連する書類の作成、簡易裁判所での代理人などがあります。不動産登記を主力とする事務所が多いですが、近年、成年後見や相続・遺言分野への進出が目立っています。

開業司法書士の平均年収は600万円前後と言われています。年収には個人差が大きく、年収1,000万円以上の司法書士が1割以上いる一方で、年収200万円未満の司法書士も2割以上います。

年齢を経てから開業する司法書士は数多くいます。40歳手前で試験に合格して、数年後に独立するのが、開業司法書士の平均的なイメージです。多くの司法書士は、会社員勤務を経た後に試験勉強を開始して、脱サラに成功しています。

3 司法書士業界を取り巻く情勢

開業司法書士を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。登記件数が大きく減少する中で、開業司法書士が増えているため、競争が厳しくなっています。このような状況に対応するべく、相続・遺言 成年後見、簡易裁判、コンサルティングなど、相談サービスで差別化を図れる分野への進出が活発です。

2 開業司法書士として独立する準備

開業司法書士として成功するためには3つの能力が求められます。1つ目の実務能力は成功するための当然の前提条件です。2つめの仕事を受注する能力が成功/不成功の分かれ目です。3つめに経営・管理する能力が必要です。司法書士として独立するのはかなりハードルが高い目標です。仕事を取れる見込みがなければ独立しない選択肢も考える必要があります。

1 実務能力を高める

司法書士として実務を正確にこなせることは、開業司法書士として成功するための大前提です。仕事を依頼する顧客は、正確な書類の作成を当然のこととして期待しています。仕事にミスがあると、仕事を再度依頼してくれたり、他の顧客を紹介してくれたりといった、仕事を増やすための基本的なサイクルが回りません。司法書士試験に合格したあとすぐに開業することは可能ですが、数年間司法書士事務所に勤めることにより、実務能力を高めたほうが、独立・開業に成功しやすくなります。

2 開業場所と差別化について考える

司法書士事務所の開業戦略は、都市部と地方で大きく違います。都市部では競争が激しいので、得意分野を作り、その分野では地域ナンバーワンの評判を獲得するような、差別化戦略が有効です。大規模司法書士法人が台頭する都市部は開業にとって厳しい地域です。地方では競争相手が少ない分仕事も少ないので、さまざまな仕事を請け負う「街の法律家」戦略が適しています。

3 人脈を作る

不動産登記のように、司法書士の仕事は、より大きな仕事を受注した関連業者、関連士業から紹介される場合が多いものです。司法書士が独立するためには人脈作りが特に重要です。異業種交流会に出席して関連士業や地域のさまざまな業者との人脈を作りましょう。地域で開催される無料セミナーの講師を勤めることで、人々に知ってもらい、信頼を勝ち取ることができます。同期や先輩との関係を深めておくと、分からないことがあったときに相談に乗ってもらうことができます。

4 ウェブスキルを磨く

今日、ホームページは名刺と同じようなものです。ホームページがないと初めての顧客が不安になるかも知れません。ホームページに、事務所の場所や電話番号などのアクセス情報、業務内容、料金などを掲載するだけでも顧客にとって便利です。ブログをまめに更新して、コンテンツをためれば集客効果を期待できます。見栄えの良いホームページを簡単に作れる無料サービスもたくさんあります。ホームページの作成を外注すると数万円~数十万円かかります。時間があるときにウェブスキルを磨いておけば、安価にホームページやブログを開設することができます。

5 営業スキルを磨く

独立してすぐに顧客がつくことはあまり期待できません。準備期間中に営業の心構えやスキルを学んでおきましょう。ロールプレイなどにより基本的な話術を磨きましょう。個別の営業手法としては、ウェブを使った営業のほかに、飛び込み営業、電話営業、ダイレクトメール、ポスティングなどがあります。不動産登記の仕事をしたいのであれば、銀行や不動産業者に対する丁寧な訪問営業が有効です。相続などの仕事を受注したいのであれば、多くの人々に呼びかける必要があるので、ポスティングなどが有効です。

6 独立しない選択肢を検討する

開業司法書士を取り巻く現状は厳しいものであり、独立は簡単なことではありません。独立後は、実務のみならず、経営・管理と集客・営業・人脈づくりにも自分で取り組む必要があります。独立準備期間中に同業者の進路などをよく観察して、自分の適性、人生の目標について考え、独立を再考する機会を設けたほうが良いかもしれません。現在、独立しない選択肢も広がりつつあります。司法書士法人などでの勤務を続ける、一般企業で法務関係業務に携わる、といった選択肢があります。

3 司法書士事務所を開業する流れ

実際に司法書士事務所を開業するときの作業の流れを説明します。複雑な作業なので段取り良くやりましょう。

1 事務所をイメージする

具体的な作業に入る前の段階で、どのような事務所を経営したいのか、イメージを明確にしましょう。どういう業務に注力するのか、事務所の内装がどのようになるのか、などです。事務所を経営することで成し遂げたいことを、経営理念の形にまとめます。

2 事業計画・資金計画を立てる

経営理念や事務所の内装イメージが明確になったら、事業計画を立てて、どのようにしてそれを達成するのかを明確にします。事業計画には、開業までのスケジュールや、開業後に事務所が軌道に乗るまでの収支の見込みなどを記載します。

事業計画を立てたら、資金計画を立てて、事業計画を実行するために必要な資金をどのように調達するのかを考えます。自己資金で足りない部分は日本政策金融公庫の新創業融資制度や、地方の制度融資、IT導入補助金の活用を検討します。

3 具体的な開業作業

具体的な開業作業には、半年程度を見積もりましょう。物件を借りる、備品を入れる、電話とインターネットに加入する、司法書士会に登録する、開業届を出す、銀行口座を開設するなどの作業を順序良く実行します。

4 独立に失敗したらどうするか

独立にリスクはつきものです。努力しても失敗することはあります。そんなときの再就職先をご紹介します。司法書士事務所は、一度開業した司法書士を採用したがらない傾向があるようです。再就職先としては、一般企業の法務や事務が有力です。司法書士としての仕事はできませんが、とくに不動産業などであれば、知識や経験を活かすことができます。

5 まとめ

以上、司法書士の独立を巡るさまざまなトピックについて、総合的にご紹介しました。司法書士の場合、成功するためにもっとも重要になるのは人脈作りです。試験に合格してから開業するまでの数年間に、じっくりと時間をかけて人脈作りに取り組みましょう。

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