IT導入補助金2023に続き、2024年度も補助金事業が継続、2月16日によりIT導入補助金2024として申請の受付が開始されました。IT導入補助金2024では「デジタル化基盤導入枠」が新たに「インボイス枠」となっています。
インボイス枠とは?
IT導入補助金2024は通常枠、セキュリティ対策推進枠、インボイス枠、複数社連携IT導入枠の4つがあります。
インボイス枠は、2023年10月より施行されたインボイス制度(適格請求書保存方式)や2024年から電子帳簿保存法の義務化に伴い、インボイス対応システムの導入を支援するために新設された制度です。IT導入補助金2023のデジタル基盤導入枠とほぼ同じで、ITツールに会計・受発注・決済の機能が必要となります。
インボイス枠は2型に分かれ、会計ソフトや受発注ソフト、決裁ソフトに特化した労働生産性の向上をサポートする「インボイス対応類型」と受発注システムを商流単位で導入する企業を支援する「電子取引類型」があります。
司法書士事務所はインボイス対応類型
司法書士事務所の場合は、インボイス対応類型の導入がマッチすることがほとんどかと思われます。会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフトの経費の一部の補助だけでなく、PC・ハードウェア等も補助の対象となります。
法人などインボイス制度に対応した受発注システムを導入し、当該取引関係における受注者である中小企業・小規模事業者等に対して無償でアカウントを供与して利用させる場合には、その導入費用の一部を支援する「電子取引類型」がおすすめです。
ここでは「インボイス対応類型」について見ていきます。

IT導入補助金2024より
通常枠は変更がある?
IT導入補助金2023に引き続き、自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化や売上アップのため、事業のデジタル化を目的としたソフトウェアやシステムの導入を支援するための補助枠です。
補助率はこれまでと同じ、1/2以内ですが、補助額がプロセス数によって変わります。

IT導入補助金2024より
ソフトウェア本体の費用だけでなく、連携ツールや導入設定や導入コンサルティング費用や導入関連費として計上できる費用もあります。
司法くんも対応
司法くんも引き続きIT導入補助金2024の支援事業者として登録されました。
IT導入補助金は仕組みや申請書類の準備等、慎重を要すため、デジタル化やシステム導入による効率化などIT導入補助金の導入実績もある司法くんへご相談ください。