パソコン業務を行う上で重要なこととして万が一のデータ損失対策があります。 多くの方は外付けハードディスクやクラウド上へのバックアップを取られていることと思います。バックアップは効果的な対策でありますが万が一、問題が発生した場合にデータ復旧するまで業務を何時間、時には数日止めなければならいないといった問題もあります。
今回は、その万が一に問題発生した場合に速やかに復旧できるようバックアップ+αの対策をご紹介します。
ミラーリング機能付ハードディスクでのデータ運用
ミラーリングとは複数のディスクドライブに同一のデータ内容を記録する機能のことです。
通常、パソコンには一台のハードディスクが内蔵され、データ内容が書き込まれていきます。 そのためハードディスクの故障によりデータ損失した場合、ハードディスクまたはPC事体を修理、交換した上でバックアップデータからデータ復旧を行うため業務 ができるまでに時間がかかってしまいます。
一方、ミラーリング機能付ハードディスクは複数のディスクドライブが内蔵され、データ内容をそれぞれのディスクドライブに同時に書き込むことが可能です。 そのため、いずれかのディスクドライブが故障した場合でも正常に使用できるディスクドライブのみで一時的に運用し、その間に壊れたディスクドライブを交換して復旧といったことが可能ですので業務を止める時間が少なくすみます。 また、PC本体に故障が発生した場合はミラーリング機能付ハードディスクを別PCに接続して司法くんを運用することも可能です。
またパソコンの耐久年数はおおよそ5年と言われています。司法くんの場合だと外付けHDDを新パソコンへつなぐだけでデータ移行が完了するという大きなメリットがあります。
このようにミラーリング機能付ハードディスクをご利用いただくことで、データ損失時に業務が止まってしまう時間を最小限にとどめることが可能です。
ただしミラーリング機能付ハードディスクでもデータの完全保証はできませんのでオンラインバックアップとの併用をお勧めいたします。
NAS(Network Attached Storage)での運用
通称ネットワーク対応HDDとも言われるNASはネットワーク=LANに直接接続するハードディスクで、パソコン本体にではなくファイルサーバーとして活用する専用機器のことです。
例えば複数台で業務をされている場合、親機を起動しないと他パソコンでファイルやデータが共有できない、最悪の場合親機が故障してしまい業務ができないなど起こりうることが考えらます。
例え親機が故障したとしても、ミラーリングの復旧を待たずにNAS本体にデータが保存されているので、他パソコンに影響が出ません。また24時間365日の稼働を前提にしたミラーリング設定はNASでも実装されているので、万が一の場合でも安心です。
弊社でもミラーリングハードディスクやNASのお取り扱いがございますので、ご購入の相談などお気軽にお問い合わせください。
またオンラインバックアップもご用意しております。突然の災害など、予期せぬ事態に備えて導入をおすすめします。
→ 参考記事はこちら 災害に強い事務所づくり