ブログ、twitter、Facebook、インスタグラム、Youtube、そしてtictokなどだれもが複数のアカウントを持って、オンラインの世界でも自分を発信するようになりました。
そこには実在のリアルな側面を見せる発信もあれば、オンラインだけで魅せるパーソナリティなど、ひとりで多様な表現や魅力を見せることも可能です。プライベートや仕事を切り分けて運用し、収益や集客、そして評価をもらうことが楽しみの一つになってきています。
そんな活用のしかたが広がるSNSですが、実際司法書士業務や集客に生かすことができるのでしょうか?
まずはホームページをつくる
ウェブ上でのあなたを表現、もしくはあなたの仕事を紹介するページとしてホームページの開設があります。SNSのプロフィールなどにホームページのURLを記載して、ホームページにSNSのリンクを相互に設置できるなど、ネット上のプラットフォームとしての役割を発揮するホームページが重要だからです。
Yahoo!やgoogleなどの検索サイトで見つけられるよう、SEO(Search Engine Optimization)と呼ばれる対策を施していると、例えば「“地域名” 司法書士」などと検索され、検索上位にあがってきます。
競争がし烈な地域では、ウェブ広告を出稿し、通常の検索順位が表示される上部などに事務所の紹介を掲載する先生もいます。
SEOの対策となるアルゴリズムは度々変更されますが、基本的な対策としては以下があげられます。
・更新をする。コラムや事例集などをコンテンツに盛り込む
・更新のために、wordpressなどブログのように自身で更新できるCMSの仕組みを利用する
・タグなどに検索で想定されるキーワードを入れ込む。地域名、司法書士、登記など
作ったら終わり、ほったらかしだと、いつの間にか検索順位が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
SNSの違い
ブログ
コンテンツを管理しやすい、更新しやすい、ひとつのトピックスに関して、事例や考察など文字制限なく記事をまとめることができます。コメント投稿で閲覧者の反応を見ることができ、テキストに重きを置いた媒体としてはホームページに次ぐ、ウェブ上の更新ツールです。
ホームページに埋め込んで、ブログに更新したものをホームページで自動更新することもできます。
140文字で発信するため、よりコンパクトに意見がまとめられるかが鍵となります。使い方としては世の中で話題になっているトピックスに対して、ハッシュタグなどを使って拡散したりする手法がよくとられます。また親近感を出す内容の発信がしやすいため、その人となりを表現しやすい媒体でもあります。
本名で登録、ビジネス用に法人でも登録ができます。独自のアルゴリズムで生活や仕事をする地域での知り合いを提案し、経歴や趣味嗜好も公開できるので実際の知り合いとつながりやすかったり、可能性のある知り合いを提示してくれるため、自己紹介ツールや自身の活動の発信や知り合いの近況を知れる便利な媒体です。
こちらは主に画像、写真をあげていいねを獲得する媒体です。“インスタ映え”という言葉もある通り、テキストというより画像が肝となるため、より視覚的でエモーショナルな発信内容が向いています。ファッションやコスメ、ライフスタイルなどを発信するインスタグラマーが人気なのもこの媒体の特徴です。
Youtube
Youtuberという言葉も一般的になり、人気のボードゲームで職業として登場したり、小学生の将来なりたい職業でも上位にあがっています。映像と音声、テロップで表現するため、よりわかりやすい媒体といえるでしょう。実際司法書士の先生たちも活用し、わかりずらい登記や相続などの話を一般向けに発信して集客したり、司法書士のさらなる修学のため、専門的な話を事例を用いながら考察することで司法書士同士の意見交換の場として活用する先生もいらっしゃいます。
映像なので、映り込みや話し方、構成、音楽のつけ方、編集など様々なスキルが必要となってきますが、ホームページなど文字やイメージだけで伝えきれない司法書士の先生像を伝えるインパクトのある媒体です。
SNSの選び方
Instagram以外は司法書士の仕事に役立つSNSかと思われますが、以下の注意が必要です。
・ご自身の発信内容にあう媒体
・更新を続けられる媒体
SEOの話でもお伝えしましたが、更新することがまず前提であるということが大切です。そのためにはご自身が熱意を持って続けられる媒体を選ぶこと。
いきなり編集が大変なyoutubeを選ぶよりは、文章を書くブログを続けてみるなど、ご自身のキャラクターや性格にあった媒体を選び、そして続けることが大切です。
最後に
SNSは集客ツールではありますが、実際SNSのアカウントも持っていなければ、ホームページもないという先生もいらっしゃいます。
SNSを選ぶ前に知ってほしいのは、自分が得意な分野とその客層、自分の発信スタイルを考察してみることです。それはブランディングの一環でもあります。よく選ぶ理由で条件以外に“何となく”という答えがあることがありますが、この部分にブランディングがとても大きく影響しています。そのための手段としてSNSを活用したいのならとても頼もしいツールです。
その人となり、実際の事例、得意な分野などその事務所らしい仕事のしかたが伝われば、そのSNSはいいフォロワーが増え、集客にも大きく影響していくでしょう。
無理なく続けていくためにもとても大切な要素です。
SNSは“信頼をつくる場所”ということ。実際に連絡をする前にホームページやSNSをチェックするのは当たり前の時代。「信頼できる司法書士か?」を確認するため、お客様はスマホを開くのかもしれません。